台風10号を読む
8/28の夜行バスで8/29の早朝から2泊3日の日程で白馬三山を歩く予定でしたが、
台風10号に翻弄されています。。
台風一過後の好天を狙い、白馬岳1泊2日に予定を変更しようとしたら、
今度は満席のため夜行バスが取れない。
9月中・下旬に大幅リスケにするか?
それとも1日早め、台風直撃前に下山する2泊3日の日程にするか?
明日は17時まで仕事なので、明日の台風の最新情報を見て決めたいと思います。
去年はまとまった休みが取れず(お盆は取れたけどそれはそれ……)諦めた白馬三山だけに、
今年はなんとか行きたい。
9月中・下旬だって、また台風が来るかもしれないと思うと、
直撃前の山行を取りやめるのも勇気がいります。
はぁ。
もう仕事辞めちゃおっか、って思うくらい悩ましい。
【追記】
ギリギリまで悩みましたが、8/27の夜行バスはキャンセルしました。
たぶん明日8/28の夜行バスもキャンセルすると思います。
台風明けの日曜日の昼便で白馬岳へいく計画を再度練りたいと思います。
八方尾根〜遠見尾根
2016年8月21日〜22日、トリプル台風発生のニュースにそっと目を閉じつつ、
遅ればせながら、2016年夏の北アルプスへ行ってまいりました!
残念なことにカメラを忘れてしまい、iPhoneオンリー。
ほとんど写真が撮れませんでした。
(同行者のMちゃんも防水カメラは貸出中で持参無し)
8月20日23:05バスタ新宿発 白馬・栂池行きの夜行バスに乗車。
前日の夜まではほぼ満席の予約状況だったのにガラガラ。
台風ですからね。。
夜行バス移動だとなかなか十分な睡眠が取れないのが悩みです。
だんだん空が明るくなり、カーテン開けてもいいよーのアナウンスがあり、外を覗き込むと朝日に燃ゆる赤い山肌が見えました。
これから天気が崩れていく予報だったので、
少しでも綺麗な景色を見れたことが嬉しかったです。
6:00 八方尾根ゴンドラリフト乗り場到着。
7:00からの運行ですので、まったり朝ごはんを食べながら待ちます。
まだ青空!
荷物ですが、15キロを超えると超過料金がかかります。
まぁ、たぶん9キロくらいだなぁと思い、測らず9キロと申告しました。
Mちゃんはしっかり計量し、9キロ。
やはりそれくらいだよねーと笑いました。
ゴンドラ、リフトと乗り継いで八方池山荘到着。
だいぶ雲が厚くなりました。。
八方ケルン。
チラリとしか見せてくれない。
八方池までは軽装でも大丈夫ですが、
唐松岳方面へは登山装備が必要となります。
白い花弁を落とした後の赤毛になったチングルマが群生してました。
ここまではそこそこ元気だったのですが、急激な眠気と、体力不足のバテ気味に。
扇雪渓で長めの休憩をとり、アミノバイタルと眠気覚ましの錠剤(エスタロンモカ)を服用しました。
丸山ケルン。
足がなかなか前に出なくなり、後方から来る方に道を譲りながらも唐松岳頂上山荘到着。
唐松岳、めっちゃガスってました。
Mちゃんと相談をし、唐松岳へは寄らずそのまま五竜山荘を目指そうと決め、
12:00 唐松岳頂上山荘から再スタート。
途中ガスが晴れ、振り返ると唐松岳が見えました。
山頂にたくさんの人が立っているのが見えます。
牛首と呼ばれるクサリ場、なかなかの高度感で、眠気が一気に吹っ飛び、覚醒(笑)
富山側に切れた崖を慎重にトラバース。
写真なんか撮れる余裕なし!な、低スキルな私なのでテキストだけでご勘弁。
途中、パトロールのお兄さんが浮石を寄せるなど、登山道の整備されていました。
「まだまだアスレチックは続くので楽しんで!」
と軽口を叩かれましたが、苦笑いしかありませんでした。
垂直に下ったりと確かにアスレチック。
脆い岩もあったりと、三点支持にはかなり慎重になりました。
鞍部になったところでテント泊装備っぽい男性が座り込んでいました。
どうしたんだろう?と思い声をかけたら足を攣ったとのこと。
アミノバイタルを渡そうを思ったんですが、頑なに大丈夫です、と断られました。
自嘲気味に「キレット小屋で働いているんですよ。休みで来たんですけどキレットより大変です。。」と言ってました。
まぢか。。
とりあえず大丈夫、とのことで、そのまま残して先へ進みます。
その後もガスったり、晴れたりとまさに山のお天気。
ハイマツ帯ではライチョウとの遭遇を期待しましたが、残念ながら逢えませんでした。
細かなアップダウンを繰り返し、視界が開けるとビーチのような砂礫へと表情を変えました。
花を落としたコマクサの株を見つけ、来年も頑張れ!と心の中で声をかけました。
遠見尾根との分岐に差し掛かったのですが小屋が見えません。
まだ先かなぁと思ったらガスが晴れ、赤い屋根が見えました。
15:00少し前、五竜山荘到着。
夕食朝食付1泊9,800円です。
やはりガスってます。
から身でアタックするか悩みましたが、
このまま休むことにしました。
小屋の脇にコマクサ。
まだ綺麗に咲いていて、狂喜乱舞!
小腹が空いたのでカップラーメンタイム。
台風ということもあり、5畳定員10名のカイコ部屋を3名で利用。
ゆったり過ごせました。
夕飯は18:20。
3回転の3回目です。
時間があったので仮眠をとります。
スゥーと眠りに落ちましたが、他のハイカーさんの踵から歩く足音で目が覚めました。。
五竜山荘の夕食はカレーです。
毎回カレーのようです。
スコッチエッグ付き。
私は事前に情報を得ていたのですが、同室のソロで来られた方はびっくりしたようです。
このカレー、私には辛く、半分残しちゃいました。。
翌日の山麓天気予報は曇り。
台風も近づいていて、予測進路は山域から外れてはいるんだけど、やはり心配ではあります。
食堂でコーヒーを飲みながら、Mちゃんと語らい、
20:00頃には再び布団へ。
一応睡眠導入剤を飲みましたが、23:00頃に目が覚め、そこからはまた細切れ睡眠。
小屋は暖かく、半袖シャツとハーフパンツで眠れました。
他の部屋からのいびきの大合唱もなく、静かな夜でした。
これはありがたい。。
と思ったら、
3時頃から他の部屋から身支度する音が聞こえ、また踵から歩く足音がガンガン。。
参ったー。。
4:30には惰眠をむさぼるのも諦め、起床。
5:00過ぎに朝食です。
シンプルな山小屋らしい朝食でした。
部屋に戻るとガスが晴れ、五竜岳の稜線、山肌がくっきり。
部屋の窓から撮ってみました。
こちらは小屋前から。
五竜岳の荒々しさ、たくましさにうっとりしつつ、
私たちはピークハントせず、遠見尾根へ向かうことに。
唐松岳と五竜岳のピークを踏まないことに驚く人もいるとは思いますが、
私の山登りなんて、まぁこんなんばっかです(笑)
途中雨が降り、レインウエア上下を着ましたが、割と早めに晴れ、五竜岳から二重の虹がかかりました。
団体2パーティのクサリ場渋滞に翻弄されながらも遠見尾根を歩きます。
また細かなアップダウンを繰り返し、遠見尾根も終わりにさしかかりました。
アルプス平からテレキャビンを使い、エスカルプラザで入浴。
団体さんが押し寄せる前にさっぱりと汗を流せました。
おつかれー。
ピークハントをしなかったので、だいぶ早めに下山でき、まったりと過ごせました。
関東では山手線が、止まったり大変だったようですが、白馬村は晴れたり曇ったり。
バスタ新宿に到着したころには台風は通り過ぎたようで安心しました。
そして今、軽く筋肉痛。
来週はソロで白馬三山の予定です。
カメラを忘れず、マイペースに歩きたいと思います!
晴れるといいなぁ。
舞浜の山
今日は誕生日なので夫と舞浜の山を楽しんでます!
バースデーのステッカーシールをもらい、見えるところに貼ると、
キャラクターやキャストの皆さんが
Happy Birthday!
と声をかけてくれます。
鋭い穂先の大雷岳(ビッグサンダーマウンテン)
今日はこちらは眺めるだけかなー。
(待ち時間長し!早めのFP終了)
イカダ、カヌー、ウエスタンリバー鉄道、マークトゥエインリバーボートに乗って、大雷岳周囲をマッタリ楽しみます。
その代わり、もうひとつの人気の山、飛沫山(スプラッシュマウンテン)を目指します。
ピークハントはできませんが、なかなかの高揚感を味わえますよ。
2つほど軽く下り(落下) 、マッタリしたところで、大難所(急落下)!
ハラハラしました。
今日はのんびりこんな山。
ニッコウキスゲの尾瀬ハイク【2日目】
2016年7月11日-12日、テント泊装備で尾瀬に行ってきました。
【1日目(7月11日)】
ニッコウキスゲの尾瀬ハイク【1日目】 - ハイキングが、お好きでしょ
【2日目(7月12日)】
尾瀬沼キャンプ場で初のソロテント泊。
星空を満喫し、細切れながらも睡眠をとり、3:30起床です。
お湯を沸かし、アマノフーズのポークカレーを前日買った消費期限切れ(!)の赤飯おにぎりにかけて簡単朝食。
これからの季節は食中毒にご注意ください(笑)
簡単にテント内を整理し、必要なものだけザックに入れ、使わない物はデポします。
尾瀬沼ビジターセンター 〜 長英新道分岐
4:30
燧ヶ岳へ向けて出発。
左からから(たぶん)赤ナグレ岳、柴安嵓、俎嵓3つのピークが望めます。
尾瀬沼ビジターセンターから大江湿原へおりるとすぐに分岐があります。
左方向が長英新道へとなります。
まっすぐ進むと沼山峠へ向かいますのでご注意。
樹林帯に入り、15分も歩くと分岐が出てきますので、右手へ進みます。
長英新道 〜 ミノブチ岳
木道が続きます。
と思ったら荒れてきました。
ドロッドロな泥路多め、時折階段がありますので足元にご注意。
4合目までは展望はなくひたすら忍耐歩行。
1時間45分ほど進むとやっと展望が開け、尾瀬沼を見下ろすことができます。
多分ここがミノブチ岳で、開けた広い場所になります。
ミノブチ岳 〜 俎嵓
この先すぐに8合目の道標があり、左脇にナデッ窪ルートと合流となります。
ゴロゴロとした岩場は手を使うこともありました。
コースタイムより20分ほどショートし俎嵓登頂!
2等三角点のあるピークです。
尾瀬ヶ原も見えます。
尾瀬沼もしっかり見えます。
残念ながらまだこの俎嵓は東北最高峰ではありません。
目指すは背面にそびえる柴安嵓!
と思わせ、なんだかもういいやーっとなっちゃいました(笑)
時間には余裕があったのですが、もともとピークハント気質が低いのです。。
次の機会に数日後に通行止めが解除される見晴らし新道ルートから柴安嵓を目指せばいいやーと思ってます。
俎嵓 〜 尾瀬沼ビジターセンター
8:05
下山開始。
太ももが張ってきているのがわかります。。
10:25
2時間20分かけて一気にビジターセンター到着。
少し休んでからテントの撤収。
木札を尾瀬沼ヒュッテへ返し、改めてザックを背負うとずっしりと重さを感じます。
尾瀬沼ヒュッテ 〜 一ノ瀬 〜 大清水
尾瀬沼山荘を通り、三平峠までは軽い登り。
腿にかなり堪えます。。
一転、三平峠からは長い下り。
太腿の張りに加え、足の親指の裏が痛んできました。
もう我慢するしかないのですが、辛かったー。
コースタイム通り一ノ瀬へ到着。
帰りは迷わず低公害車の乗車券を購入します。
当初の計画より1時間40ほど早く大清水に到着。
汗をかいたシャツを着替え、靴を履き替え(親指の裏は水ぶくれになってました。。)ひと息つきます。
外は陽射しがガンガンで暑かったです。
15:10 大清水発新宿行きの尾瀬号に乗車し、
20:50 帰宅となりました。
2日とも最高のお天気に恵まれた尾瀬ハイクとなりました。
尾瀬は広大です。
2泊以上してのんびり過ごしたい場所だなぁと感じました。
今回初めてのソロテント泊でしたが、なんとかなるもんだなぁということ。
テント泊は小屋泊と比べてお財布に優しいなぁということ。
そして小屋泊のよさも実感。
当日からすでに筋肉痛で、1日目後、2日後も変わらず筋肉痛です。。
来月は去年行きそびれた白馬三山(小屋泊)に行きたいと思ってますが、その前にまたどこかでテント泊をしたいなぁと思ってます。
願わくば早く筋肉痛が治って、梅雨が早く開けますように。
ニッコウキスゲの尾瀬ハイク【1日目】
2016年7月11日-12日、テント泊装備で尾瀬に行ってきました。
6月中旬に予定をしていたのですが、お天気に恵まれずリスケ。
その後もなかなか微妙な天気が続きます。
週間天気予報とにらめっこし、
約2ヶ月ぶり、満を持してのお山歩です。
【1日目(7月11日)】
新宿バスタ〜大清水
新宿バスタ 7:15発の尾瀬号で終点大清水まで向かいます。
高速バス乗り場が新宿駅南口に大集合し、
新宿バスタという名称になりました。
初めて行くのでドキドキ。
丸ノ内線にのり、新宿3丁目駅で下車します。
案内看板が要所要所にあるので、方向音痴の私にも安心仕様(笑)
途中サービスエリアに寄りつつ、予定より少し早めの11:15、尾瀬の大清水登山口へ到着。
環境保護のため一般車輌の進入はここまで。
大清水 〜 一ノ瀬
大清水 〜 一ノ瀬までは林道を約1時間歩きますが、同区間を低公害バス(片道700円)が30分毎に運行してます。
乗車時間は10分ほどなので、歩きと比べて約50分をショートカット出来きます。
1日目は行程に余裕があるので、慣らし運転!
徒歩で一ノ瀬へ向かいます。
正直退屈な林道歩きです。。
一本道なので特に問題なく一ノ瀬へ到着。
売店でカキ氷?フラッペ?を購入。
一ノ瀬 〜 尾瀬沼キャンプ場
一ノ瀬から尾瀬沼までは高低差300m超えの登山道になります。
三平峠の途中に岩清水(水場)、そして三平峠と2回休憩をとりました。
岩清水から三平峠が何気につらく、そろそろかなぁ、まだまだかなぁ、とヒィヒィ歩いていたら、
小学生の男の子から「三平峠はもう少しですよ」と声をかけられました。
きっと(このオバハン、死にそうな顔してる)と思われたに違いないと思いながらも、
笑顔になっていたかわからないけど「ありがとうございます!」とお礼のあいさつ。
そこから3分くらいで三平峠到着!
下ってくる中高年の「もうすぐだよ」は全くもって信用していませんが、若者の「もうすぐ」は本当でした(笑)
ものすごく嬉しかったです!
三平峠から尾瀬沼山荘までは下りになります。
峠なのにね。
コルなのにね。
じゃあ帰りは登りかぁ……と記憶にとどめ、
尾瀬沼山荘へ。
今度はソフトクリームです。
冷たいものが美味しすぎます。
売店の方から「どこに泊まるの?」と聞かれ、
「尾瀬沼キャンプ場です」と答えたら、
「1人で?」と聞かれちゃいました。。
(さ、さみしくなんか、ないんだからね!)
燧ヶ岳へのルートを相談したら、下りは長英新道を使ったほうがいいけど、
長英新道はぬかるんでるし、景色もないしつまんないよ、とのこと。
でも沼尻からの直登ルート(ナデッ窪)は難路とあるし。
悩ましい。。
ちなみにナデッ窪は残雪で通行止めの期間もあるようです。
本日の泊地、尾瀬沼キャンプ場に到着。
尾瀬沼ヒュッテ内でテン場利用の受付をします。
こちらのテン場は要予約ですのでご注意。
利用料金800円(1名)を支払います。
受付は13時からで、到着順に好きな場所を選べます。
翌日は12時まで撤収とのこと。
空いているスペースの中で、水場とトイレに一番近いところを選びました。
デッキなので石を使いましたが、木板と木板のあいだにまっすぐのタイプのペグを打っているテントもありました。
ちゃちゃっと幕営。
風もないので楽チン。
幕営後は水場とトイレ、翌日歩く長英新道を確認しながら、のんびりと尾瀬沼(大江湿原)を探索です。
4回目の尾瀬ですが、この時期は初めて。
ニッコウキスゲが咲き始めてました。
蕾もまだ多いのでこれからまだまだ楽しめそうです。
ひとしきり探索と翌日のルートチェック(長英新道分岐まで)を終え、テントに戻ります。
予定では
夕飯:カレー(ドライフーズカレーと生米炊飯)
翌朝食:ラーメン
でしたが、
コンビニおにぎりが2個余ったので、
夕飯:雑炊(梅おにぎりとドライフーズ根菜スープ)
翌朝食:カレー(赤飯おにぎりとドライフーズカレー)
に変更。
テント内を整え、コーヒーを飲みながらのんびりまったり過ごします。
日が沈みだんだんと暗くなると、月と木星が輝きます。
この時はまだ星は見えませんが、よく晴れているので星空に大いに期待できそう。
テントに戻り横になるのですが、うとうとと1〜2時間ほど寝ると目が醒めます。
小屋泊テント泊に限らず、連続して朝までぐっすり眠れないのが悩み。。
たまに睡眠導入剤を飲んだりと、いろいろ対策もしてるんですがね。。
適正-3°Cのマイシュラフですが、カバー無しで快適に眠れたのは木製デッキのおかげ。
ありがたいです。
周囲の小屋の灯りが消え、月も沈みかける頃、
トイレに起きたついでに天体観測を楽しみます。
星空は好きなのに天体の知識がないので、
スカイガイドというアプリでチェック。
東の空には夏の大三角形。
ベガ(おり姫)、アルタイル(彦星)、デネブ(ハクチョウ座)の一等星。
天の川もバッチリ見えました。
南の空には土星と火星が見えます。
星空を見れただけでも尾瀬に来た甲斐があった……。
翌朝は3時半起床、燧ヶ岳へ登る予定ですが、
取りやめて昼過ぎまで寝ていても後悔しないくらい、素晴らしい夜空でした。
【2日目】へ続く。