ハイキングが、お好きでしょ

公共交通機関で行く‼︎ のんびりハイカーのあしあと帖

八方尾根〜遠見尾根

2016年8月21日〜22日、トリプル台風発生のニュースにそっと目を閉じつつ、

遅ればせながら、2016年夏の北アルプスへ行ってまいりました!

 

残念なことにカメラを忘れてしまい、iPhoneオンリー。

ほとんど写真が撮れませんでした。

(同行者のMちゃんも防水カメラは貸出中で持参無し)

 

8月20日23:05バスタ新宿発 白馬・栂池行きの夜行バスに乗車。

 

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前日の夜まではほぼ満席の予約状況だったのにガラガラ。

台風ですからね。。

 

夜行バス移動だとなかなか十分な睡眠が取れないのが悩みです。

 

だんだん空が明るくなり、カーテン開けてもいいよーのアナウンスがあり、外を覗き込むと朝日に燃ゆる赤い山肌が見えました。

 

これから天気が崩れていく予報だったので、

少しでも綺麗な景色を見れたことが嬉しかったです。

 

6:00 八方尾根ゴンドラリフト乗り場到着。

7:00からの運行ですので、まったり朝ごはんを食べながら待ちます。

まだ青空!

 

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荷物ですが、15キロを超えると超過料金がかかります。

まぁ、たぶん9キロくらいだなぁと思い、測らず9キロと申告しました。

Mちゃんはしっかり計量し、9キロ。

やはりそれくらいだよねーと笑いました。

 

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ゴンドラ、リフトと乗り継いで八方池山荘到着。

 

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だいぶ雲が厚くなりました。。

 

八方ケルン。

 

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チラリとしか見せてくれない。

 

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八方池までは軽装でも大丈夫ですが、

唐松岳方面へは登山装備が必要となります。

 

白い花弁を落とした後の赤毛になったチングルマが群生してました。
 
ここまではそこそこ元気だったのですが、急激な眠気と、体力不足のバテ気味に。

 

扇雪渓で長めの休憩をとり、アミノバイタルと眠気覚ましの錠剤(エスタロンモカ)を服用しました。

 

丸山ケルン。

 

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足がなかなか前に出なくなり、後方から来る方に道を譲りながらも唐松岳頂上山荘到着。

 

唐松岳、めっちゃガスってました。

 

Mちゃんと相談をし、唐松岳へは寄らずそのまま五竜山荘を目指そうと決め、

12:00 唐松岳頂上山荘から再スタート。

 

途中ガスが晴れ、振り返ると唐松岳が見えました。

 

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 山頂にたくさんの人が立っているのが見えます。
 

 

牛首と呼ばれるクサリ場、なかなかの高度感で、眠気が一気に吹っ飛び、覚醒(笑)

富山側に切れた崖を慎重にトラバース。

 

写真なんか撮れる余裕なし!な、低スキルな私なのでテキストだけでご勘弁。

 

途中、パトロールのお兄さんが浮石を寄せるなど、登山道の整備されていました。

 

「まだまだアスレチックは続くので楽しんで!」

と軽口を叩かれましたが、苦笑いしかありませんでした。

 

垂直に下ったりと確かにアスレチック。

脆い岩もあったりと、三点支持にはかなり慎重になりました。

 

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鞍部になったところでテント泊装備っぽい男性が座り込んでいました。

どうしたんだろう?と思い声をかけたら足を攣ったとのこと。

アミノバイタルを渡そうを思ったんですが、頑なに大丈夫です、と断られました。

自嘲気味に「キレット小屋で働いているんですよ。休みで来たんですけどキレットより大変です。。」と言ってました。

まぢか。。

 

とりあえず大丈夫、とのことで、そのまま残して先へ進みます。

 

 

その後もガスったり、晴れたりとまさに山のお天気。

 

ハイマツ帯ではライチョウとの遭遇を期待しましたが、残念ながら逢えませんでした。

 

細かなアップダウンを繰り返し、視界が開けるとビーチのような砂礫へと表情を変えました。

花を落としたコマクサの株を見つけ、来年も頑張れ!と心の中で声をかけました。

 

遠見尾根との分岐に差し掛かったのですが小屋が見えません。

まだ先かなぁと思ったらガスが晴れ、赤い屋根が見えました。

 

15:00少し前、五竜山荘到着。

夕食朝食付1泊9,800円です。

 

 

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やはりガスってます。

 

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から身でアタックするか悩みましたが、

このまま休むことにしました。

 

小屋の脇にコマクサ。

 

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まだ綺麗に咲いていて、狂喜乱舞!

 

小腹が空いたのでカップラーメンタイム。

 

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台風ということもあり、5畳定員10名のカイコ部屋を3名で利用。

ゆったり過ごせました。

 

夕飯は18:20。

3回転の3回目です。

 

時間があったので仮眠をとります。

スゥーと眠りに落ちましたが、他のハイカーさんの踵から歩く足音で目が覚めました。。

 

五竜山荘の夕食はカレーです。

毎回カレーのようです。

スコッチエッグ付き。

 

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私は事前に情報を得ていたのですが、同室のソロで来られた方はびっくりしたようです。

 

このカレー、私には辛く、半分残しちゃいました。。

 

翌日の山麓天気予報は曇り。

台風も近づいていて、予測進路は山域から外れてはいるんだけど、やはり心配ではあります。

 

食堂でコーヒーを飲みながら、Mちゃんと語らい、

20:00頃には再び布団へ。

 

一応睡眠導入剤を飲みましたが、23:00頃に目が覚め、そこからはまた細切れ睡眠。

小屋は暖かく、半袖シャツとハーフパンツで眠れました。

他の部屋からのいびきの大合唱もなく、静かな夜でした。

これはありがたい。。

 

と思ったら、

3時頃から他の部屋から身支度する音が聞こえ、また踵から歩く足音がガンガン。。

参ったー。。

 

4:30には惰眠をむさぼるのも諦め、起床。

 

 5:00過ぎに朝食です。

 

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シンプルな山小屋らしい朝食でした。

 

部屋に戻るとガスが晴れ、五竜岳の稜線、山肌がくっきり。

 

部屋の窓から撮ってみました。

 

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こちらは小屋前から。

 

 

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五竜岳の荒々しさ、たくましさにうっとりしつつ、

私たちはピークハントせず、遠見尾根へ向かうことに。

 

唐松岳五竜岳のピークを踏まないことに驚く人もいるとは思いますが、

私の山登りなんて、まぁこんなんばっかです(笑)

 

途中雨が降り、レインウエア上下を着ましたが、割と早めに晴れ、五竜岳から二重の虹がかかりました。

 

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団体2パーティのクサリ場渋滞に翻弄されながらも遠見尾根を歩きます。

 

また細かなアップダウンを繰り返し、遠見尾根も終わりにさしかかりました。

 

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アルプス平からテレキャビンを使い、エスカルプラザで入浴。

団体さんが押し寄せる前にさっぱりと汗を流せました。

 

おつかれー。

 

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ピークハントをしなかったので、だいぶ早めに下山でき、まったりと過ごせました。

 

関東では山手線が、止まったり大変だったようですが、白馬村は晴れたり曇ったり。

バスタ新宿に到着したころには台風は通り過ぎたようで安心しました。

 

そして今、軽く筋肉痛。

来週はソロで白馬三山の予定です。

カメラを忘れず、マイペースに歩きたいと思います!

晴れるといいなぁ。