ハイキングが、お好きでしょ

公共交通機関で行く‼︎ のんびりハイカーのあしあと帖

ニッコウキスゲの尾瀬ハイク【1日目】

2016年7月11日-12日、テント泊装備で尾瀬に行ってきました。

 

6月中旬に予定をしていたのですが、お天気に恵まれずリスケ。

その後もなかなか微妙な天気が続きます。

週間天気予報とにらめっこし、

ギリギリ2日前に関越交通尾瀬号の予約を入れました。

約2ヶ月ぶり、満を持してのお山歩です。

 

【1日目(7月11日)】

 

新宿バスタ〜大清水

新宿バスタ 7:15発の尾瀬号で終点大清水まで向かいます。

高速バス乗り場が新宿駅南口に大集合し、

新宿バスタという名称になりました。

初めて行くのでドキドキ。

丸ノ内線にのり、新宿3丁目駅で下車します。

 

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案内看板が要所要所にあるので、方向音痴の私にも安心仕様(笑)

 

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途中サービスエリアに寄りつつ、予定より少し早めの11:15、尾瀬の大清水登山口へ到着。

環境保護のため一般車輌の進入はここまで。

 

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大清水 〜 一ノ瀬

大清水 〜 一ノ瀬までは林道を約1時間歩きますが、同区間を低公害バス(片道700円)が30分毎に運行してます。

乗車時間は10分ほどなので、歩きと比べて約50分をショートカット出来きます。

 

1日目は行程に余裕があるので、慣らし運転!

徒歩で一ノ瀬へ向かいます。

 

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正直退屈な林道歩きです。。

 

一本道なので特に問題なく一ノ瀬へ到着。

 

売店でカキ氷?フラッペ?を購入。

 

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一ノ瀬 〜 尾瀬沼キャンプ場

一ノ瀬から尾瀬沼までは高低差300m超えの登山道になります。

三平峠の途中に岩清水(水場)、そして三平峠と2回休憩をとりました。

岩清水から三平峠が何気につらく、そろそろかなぁ、まだまだかなぁ、とヒィヒィ歩いていたら、

小学生の男の子から「三平峠はもう少しですよ」と声をかけられました。

きっと(このオバハン、死にそうな顔してる)と思われたに違いないと思いながらも、

笑顔になっていたかわからないけど「ありがとうございます!」とお礼のあいさつ。

 そこから3分くらいで三平峠到着!

 

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下ってくる中高年の「もうすぐだよ」は全くもって信用していませんが、若者の「もうすぐ」は本当でした(笑)

ものすごく嬉しかったです!

 

三平峠から尾瀬沼山荘までは下りになります。 

 

峠なのにね。

コルなのにね。

 

じゃあ帰りは登りかぁ……と記憶にとどめ、

尾瀬沼山荘へ。

 

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今度はソフトクリームです。

 

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冷たいものが美味しすぎます。

 

売店の方から「どこに泊まるの?」と聞かれ、

尾瀬沼キャンプ場です」と答えたら、

「1人で?」と聞かれちゃいました。。

 

(さ、さみしくなんか、ないんだからね!)

 

燧ヶ岳へのルートを相談したら、下りは長英新道を使ったほうがいいけど、

長英新道はぬかるんでるし、景色もないしつまんないよ、とのこと。

でも沼尻からの直登ルート(ナデッ窪)は難路とあるし。

悩ましい。。

ちなみにナデッ窪は残雪で通行止めの期間もあるようです。

 

本日の泊地、尾瀬沼キャンプ場に到着。

尾瀬沼ヒュッテ内でテン場利用の受付をします。

 

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こちらのテン場は要予約ですのでご注意。

利用料金800円(1名)を支払います。

 

受付は13時からで、到着順に好きな場所を選べます。

翌日は12時まで撤収とのこと。

 

空いているスペースの中で、水場とトイレに一番近いところを選びました。

 

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デッキなので石を使いましたが、木板と木板のあいだにまっすぐのタイプのペグを打っているテントもありました。

 

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ちゃちゃっと幕営

風もないので楽チン。

 

幕営後は水場とトイレ、翌日歩く長英新道を確認しながら、のんびりと尾瀬沼(大江湿原)を探索です。

 

4回目の尾瀬ですが、この時期は初めて。

ニッコウキスゲが咲き始めてました。

蕾もまだ多いのでこれからまだまだ楽しめそうです。

 

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ひとしきり探索と翌日のルートチェック(長英新道分岐まで)を終え、テントに戻ります。

 

予定では

夕飯:カレー(ドライフーズカレーと生米炊飯)

翌朝食:ラーメン

でしたが、

コンビニおにぎりが2個余ったので、

夕飯:雑炊(梅おにぎりとドライフーズ根菜スープ)

翌朝食:カレー(赤飯おにぎりとドライフーズカレー)

に変更。

 

テント内を整え、コーヒーを飲みながらのんびりまったり過ごします。

 

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日が沈みだんだんと暗くなると、月と木星が輝きます。

 

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この時はまだ星は見えませんが、よく晴れているので星空に大いに期待できそう。

 

テントに戻り横になるのですが、うとうとと1〜2時間ほど寝ると目が醒めます。

小屋泊テント泊に限らず、連続して朝までぐっすり眠れないのが悩み。。

たまに睡眠導入剤を飲んだりと、いろいろ対策もしてるんですがね。。

 

適正-3°Cのマイシュラフですが、カバー無しで快適に眠れたのは木製デッキのおかげ。

ありがたいです。

 

周囲の小屋の灯りが消え、月も沈みかける頃、

トイレに起きたついでに天体観測を楽しみます。

 

星空は好きなのに天体の知識がないので、

スカイガイドというアプリでチェック。

 

 

東の空には夏の大三角形

ベガ(おり姫)、アルタイル(彦星)、デネブ(ハクチョウ座)の一等星。

天の川もバッチリ見えました。

 

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南の空には土星と火星が見えます。

 

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星空を見れただけでも尾瀬に来た甲斐があった……。

 

翌朝は3時半起床、燧ヶ岳へ登る予定ですが、

取りやめて昼過ぎまで寝ていても後悔しないくらい、素晴らしい夜空でした。

 

 

【2日目】へ続く。