1年越し!念願の白馬三山(2日目)
2016年9月4日から2泊3日の行程で、白馬三山を縦走してきました。
小屋泊単独行となります。
ルート
【1日目】栂池→白馬大池→小蓮華山→白馬岳→白馬山荘泊
【2日目】白馬山荘→杓子岳→白馬鑓ヶ岳→白馬鑓温泉小屋泊
【3日目】白馬鑓温泉小屋→猿倉
夜行バスで十分な睡眠を取らずに、ゆっくりマイペースに歩いたとは言え、7:30から16:30の9時間行動(休憩含)はかなり疲れました。
結果的にですが、個室でゆっくりと眠れたため、2日目は元気いっぱい。
夜間の雷雨で意気消沈気味でしたが、朝起きてみるとよいお天気です。
雲海から今日という日を照らす太陽が昇ると生きていることへの感謝が自然と湧いてきます。
朝ごはんは昨晩同様スカイプラザで頂きました。
この景色! 最高かよ! ←
要予約のモーニングプレートはふわふわプレーンオムレツとソーセージなどなど。
そして焼きたてのパン、淹れたてのドリップコーヒー。
山小屋であることを忘れそう。
昨日は真っ白だった小屋からの景色はご覧の通り。
白馬岳!
これから登る杓子岳と白馬鑓ヶ岳。
地図を見ながら北ア名峰オールスターを確認したり。
うっすら遠くの富士山に「おはよう!」
7:00 いざ出発!
振り返ると白馬山荘。
青空に心がぴょんぴょんします!
分岐を経て
今回は巻かずにピークハント!
砂礫に足をとられ歩きづらいですが、前へ前へ。
ちょっとガスっちゃったけど白馬三山の二座目、杓子岳登頂です!
あっという間にガスガス〜。。
右手は日本海、左手は雲海と素晴らしい景色。
運動嫌いのはずの私がなぜ山に登るのか、と聞かれたら、登らないと見れない景色があるから、そして登った者だけが味わえる感動があるから、とそう答えます。
まだ聞かれたことないし、答えたことないけど。
時折ガスがかかりますが、景色に励まされ、サクサクと足が前へ進みます。
白馬三山、最後の一座、白馬鑓ヶ岳登頂です。
たまにやる気を出してのピークハントにもかかわらず、ガスる悲運。
汗だくの背中。
やっつけ感あふれる分岐道標。
目指せ!鑓温泉。一気に下ります。
大出原のお花畑では、花を落としてなお美しいチングルマが辺り一面を彩ります。
鎖場の注意喚起看板がしつこいくらいに出てきました。
そして警告にふさわしい連続する鎖場。
確かにルンルン気分で稜線を歩き、一気に下った疲労が出てきた頃の鎖場は身が引き締まります。
トラバースしたり、
感覚的に垂直に近い角度で下りたり、
気を抜かずに進みます。
梯子があらわれた!
そんなに難易度は高くないのですが、地表からにじみ出る水で濡れた足元に注意が必要です。
13:18
ようやく白馬鑓温泉小屋が見えました。
本日の寝床はこちらー。
蚕部屋の下部です。
単独ということで仕切りのある場所を与えてくれました。
ラッキー!
鑓温泉小屋の目玉、露天風呂。
まだ混浴の時間帯で殿方が入っておりますので、女性専用の内湯で汗を流します。
めっちゃ熱いです。。
テン場近くには足湯も。
温泉に入るためだけに登る価値ありです。
実際一張だけあったテント泊の単独お姉さん(白馬在住)は温泉に入りに来たとのこと。
まったりと休んでいたら、また雨が。。
山のお天気は本当に気まぐれです。
やはり早出早着が基本。
昨日の長丁場で雷に当たらなくて本当によかった。
歩みのノロい私は白馬大池でもう1泊入れたほうがよかったのかもしれません。
大いに反省です。
白馬鑓温泉小屋の夕飯はハヤシライス。
ふわふわのスクランブルエッグに愛を感じました。
夕飯後、露天風呂が女性専用となる時間前でしたが、女の子2人組とキャーキャー言いながら入れば大丈夫だろうと、露天風呂に突撃!
ガスガスで展望全くなしでしたので、テン場に向かって全裸で仁王立ちとかしたり(笑)
写真は翌朝撮りました。
2度目の入浴後、3時間ほどまとまった睡眠を取った後は、1時間おきに目が醒めましたが、
普段よりは快適に過ごせたのは、こっそり敷布団を2枚敷いたおかげかも知れません。
寝具って大事ですね。。
3日目最終日に続く。