ハイキングが、お好きでしょ

公共交通機関で行く‼︎ のんびりハイカーのあしあと帖

前線直下のテント泊

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2016年5月16日-17日。
関東甲信越が低気圧と前線の真下となる天気図の中、
埼玉県秩父市山梨県甲州市の境にある標高1,953mの笠取山へ行ってきました。

前にお世話になった女性ガイドのユッキーさんに会いたいと思い、
「久々のテント泊なので、おさらいもかねて!」
とお願いしてみました。

登山口からゆるめの登り2時間でテント場なので、テン泊入門にぴったりなんだそうです。

今回のテン泊に向けて、思案した食事計画。
行動食を含めたこちらをパッキングしていきます。

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一番大切なテント、シュラフ、その他いつもの装備を並べてみました。
こうやって並べるのは初めてです。

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残念すぎるパッキングですが、
なんとか40リッターで間に合いました。

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山友さんと高尾駅で合流し、ユッキーさんと塩山駅で待ち合わせ。
ユッキーさんが運転する車で作場平口登山口まで乗り付けます。

途中、キツネが路肩にいて、逃げもせずじっとしてこちらを見ていました。

作場平口到着。
案内看板を確認しながら、コースを再度説明してもらいました。

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傾斜の緩い道を歩きます。

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まだ見える青空と眩しい新緑、何より緩い登りが素晴らしいです。

ヤブ沢峠分岐に駐車中の作業トラック。

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約2時間で笠取小屋到着です。

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笠取小屋は土日営業のご様子。

軽くお昼ご飯を食べ、幕営
すぐ近くまで鹿が降りてきて、
お辞儀を3回し、山の方へ逃げて行きました。
本当に近くまできてびっくり。

立て続けにキツネと鹿に会い、プチサファリパーク状態でした←違。

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幕営が終わったら、余計な荷物をテント内にデポして笠取山へアタックです。

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富士山が見えるお山のはずが、濃霧で全く見えません。。

小さな分水嶺です。
この小さな峰が荒川と富士川と多摩川の3つの河川の分かれ道となるそうです。

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この先はどS級の直登となりますが、萎えたため写真撮らず。。

驚きの白さの中、登頂。

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富士山が右手方向に見えるはずなんですがね。。

足場のわるいゴロゴロした岩を降りて、シャクナゲを愛でます。

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もうひとつの山頂。
晴れていればここからも富士山を望めます。

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水干(ミズヒ)です。

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沢の行止まりの意味で多摩川の始まり、とのこと。 
降った雨は、いったん土の中にしみこみ、ここから60mほど下で、湧き水として顔を出し、多摩川の最初の流れとなるそうです。

再びテント場へ到着。
小屋から2分ほどに水場があります。
水を汲むユッキーさん。

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ミズバショウが咲いてました。

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日が暮れる前、そして雨が降る前に夕食にします。

何を作ろうかといろいろ悩みましたが、
ジャスミンライスを使ってシンガポールチキンライスにチャレンジ。

クックドゥーですが、何か?

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風はほとんどなかったのですが、自作の100均風防(ヨレヨレ)をセットし、調理開始。

調理手順

【事前準備】
調味だれ(半量)+ 鶏モモ(唐揚用)を漬け込み冷凍

ジャスミンライス1合、水同量、事前準備した漬け込み肉(自然解凍済)をクッカーにいれ、約10分炊きます。
時々蓋を取ってかき混ぜてみたり。

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水分が飛んだらバーナーから下ろし、
冷めないようクッカーごと手ぬぐいで包み約5分蒸らします。
プチトマトときゅうりを添えて出来上がり。

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アマノフーズのじゃがいもとたまごのスープはお湯を注ぐだけ。

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お味は、まぁまぁではないでしょうか!
鶏モモに調味だれを漬け込んだために、
ライス自体は薄味、鶏肉はしっかり味でした。

肉に漬け込まずに、調味だれを密封容器で持参したり、
パウチのまま持参し、半量は別調理に使ったりと何パターンか試してみたいと思います。

(ご飯1合は食べきれませんので残りは翌朝雑炊に)

こちらはユッキーさん作の野菜炒め。

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野菜たっぷりで嬉しい!


お腹いっぱいになった所でそれぞれのテントへ。

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雨は深夜12時ころから翌朝の下山まで降り続けました。

そういえば茨城県震度5弱地震ですが、
地面から直接揺れを感じ、驚きました。

不安になって夫にLINEしちゃいました。。

朝起きたら水溜りがたくさん。

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テント内で朝ごはんです。
チキンライスの残りにアマノフーズのフリーズドライを入れて雑炊に。
温かい食事で身体が温まります。

振り続ける雨の中、テントを撤収、下山準備です。
テムレスをはめての撤収作業。
ゴワつき感はなく作業しやすいです。
これは大正解!
テントは適当に丸め、ゴミ袋に入れてから圧縮します。

山行時は40Lのビニール袋(某市可燃用ゴミ袋)をかならず持つようにしてます。

湿ったものをザック内に入れたくないからですが、結局はレインカバーかけても多少シッポリしちゃいます。。

雨で滑りやすいので予定していた一休坂は通らず、登りと同じルートを1時間45分かけて下山。
下山時もそのままテムレス着用。
素手にはめましたが、蒸れはほとんど感じず。
素晴らしい!これはよいゴム手袋!
デスラーカラーなのは我慢します。。

途中、大菩薩の湯で汗を流して、塩山駅で解散しました。

天気が悪いとわかりきっている中でのテント泊でしたが、それでも楽しかったです。

今年はなるべくテントを背負ってみようと思ってます。


あぁ、荷解きがまだ途中。。
濡れたテントは明日日干しします。。